感動の・悟った一日

つらい闘病のあと、救われた感動のひとこと


2000年8月、私はある人にとても気持ちの楽になる助言を受けました。
そのおかげで、ずっとつらくて悲しくて、
みゃあに会いたい、会いたい!と思う気持ちが、別の方向に向かうことができたのでした。

その人は「Inside Reading」〜内面を感じてアドバイスをしてくれる、一種の「占い師」のような
能力のある人でした。この人の話を聞いたときに、今後の仕事のことを聞きたいのはもちろん、
でも一番聞いて見たいのが、「みゃあが生まれ変わって、もう一度会えるのはいつ?」ということでした。
今まで、悲しくてしょうがないときに、「いつかみゃあにまた会えるはず」と自分をはげまして、悲しみを
紛らわせてきていましたが、それがいつか実るのかどうか・・・すごく知りたかったのです。



Readingによる内容
何も言わず、みゃあの写真を、まず見せた。
彼女 「かわいいね〜〜」・・・しばらくして、「でも、この子、もういないんじゃない?」
「そうです。私が知りたいのは、この子がまた生まれ変わって、私と会えるのかどうかってことなんですが・・・」
彼女 「それは・・ないね。まったくのこの色形で、もう一度会うってことは無いよ。」
涙が止まらなくなる。わかっていた、確かに生まれ変わって会えるなんてことは無いって、わかっていた。でも、こうはっきり言われると・・・
彼女 「なんでかっていうとね、もうこの世での役割は終わったから。この子はあなたと一緒にいてやるべきことは、もうすべてやってしまったの。」
「あなたは気づいていなかったかもしれないけど、あなたの一番大変だったときに一緒にいてくれていたのよ。」
「あなたと、この猫ちゃんは十分通じ合っていたでしょ?」
そういえば、前の会社で人間関係でつらかったとき、みゃあが側にいた。知らず知らずのうちに、はげまされて、癒されていたのかも。
彼女 「たとえ生まれ変わっていたとしても、茶トラではないだろうし。もしかしたら、今飼っている他の猫たちが生まれ変わりかもしれない。完全に同じではないけど、ふっと、みゃあちゃんと同じ表情をしたり行動をとることがあることもある。」
「気づいているでしょ?たまに側にいることを。今居る猫たちに、ちょっと体を貸してねって言って、乗り移っているときがあるでしょ?」
かなりびっくりした。当たりすぎてて、声も出ない。というか、涙が出て話ができない。確かに、ちょうど命日の時に、ちょこに乗り移っていたような気がしていた。いつも料理をしていると、みゃあが流しに乗ってみていたが、ちょこがこの前まったく同じことをしていた。思わず、「みゃあちゃん」と呼んだら、ちょこが振り返ったのだった。「ちょこ」と呼んでも振り返らなかったのに・・・・
彼女 「そこまでわかっているんだったら、もう十分でしょう。あんまり思い出しすぎるのはよくないのよ。魂を呼び戻してしまうから。
生まれ変わりどころか、自縛霊として束縛されてしまうよ。あんまり思い出し過ぎないで、あら?アンタ、帰っていたの?っていうノリでいてあげて。いつまでも思い出して悲しむと、魂がやってきて、でも、何もしてあげられないって思って、この猫ちゃんも悲しんでしまうよ。」
「それに今居る猫ちゃんたちもかわいそうでしょ?いつまでも死んじゃった子のことばかり考えていると・・・」

去年、みゃあが逝ってしまった後、悲しくて悲しくてどうしようもない気持ちを、「いつかみゃあが生まれ変わってまた会える!」そう思わせて、悲しみを半分にしていた。本当は、生まれ変わって会えるなんて思っていなかったけど、そう思うことで、悲しみをごまかしていた。だから、このReadingの結果は、つらいものだった。あの時抑えた悲しみの半分がぶりかえされてしまったので。ずっと涙をこらえていたけど、まるでこの日にみゃあをなくしたかのように、涙が後からあとから出てきて、とめられなかった。

あんまり思い出しちゃだめだよ、と言われていたけど、その夜は無理だった。「みゃあちゃん、ごめん、今日だけ!今日だけ泣かせて!」って心の中で思いながら、昼間抑えていた涙を吐き出した。

もちろん、その1日だけで、忘れられることはなかったけれど、思い出すたびに、彼女の言葉「猫ちゃんはあなたが悲しんでいても、何もしてあげられないってなげくのよ」を思い出した。そのおかげで、いつも思い出すたびに味わっていた「やりきれないほどの悲しみ」というのは減ってきている。
みゃあにかかりっきりだったのに、他の猫たちもなついている。ぜんぜん遊んであげなかったのに、したってくれる。だから私は大丈夫だよ。

私とみゃあは通じ合っていた。みゃあは私の側でのやるべきことはすべてやった。
この言葉をかみ締めている。みゃあと私が通じ合っていたことは、私もわかっていた。でもそれをはっきり彼女が言ってくれたことで、すごく救われた気がする。本当にうれしかった。

2001年7月26日がみゃあの3回忌。そろそろ、土に返してあげないといけないのかもしれない。でも、もうちょっと、もうちょっと一緒にいてくれるかな?
そんなに思い出さないようにしているから、ね、みゃあちゃん。